5月28日、子ども部屋ホロスに来客がありました。
ゲストは南風原中学で心の相談員をしている伊井さんとそのお嬢さんのNさん。
伊井さんとのお付き合いも9年目になりました。
沖縄に越してきて初めて就職した小学校で、
当時は保護者として学校に関わっていた伊井さんに出会いました。
その頃、私は舌癌の手術をしてまだ1か月しか経っておらず、
食事も流動食で、発語も上手にはできていませんでした。
まだ1週間に1回は通院が必要の状態でもありました。
しかも2学期からのスタートで、運動会練習が始まっていて、
肉的的にも精神的にもかなりしんどかったのですが、
せっかく採用が決まった仕事を失っては、生活が成り立たないと、
ほんとに必死の思いで仕事をしていました。
そんなとき、伊井さんはとっても親切で、心配りができて、
ユーモアがあって、でもちゃんと言うべきことは言ってくれて、
病後の私を応援してくれました。
出会った頃からずっと、そして現在も、
仕事でもプライベートでもとっても頼りになる存在です。
もう4年以上経つでしょうか。
彼女は心の相談員という仕事を通して、
悩みを抱える学校の子どもたちの育ちを応援しています。
また、娘さんのNさんはこの春から保育を学ぶ学生になっています。
そんな二人が子ども部屋ホロスを見学に来てくれたことは嬉しいことでした。
子ども部屋ホロスは小さな小さな部屋で、
1分あれば、全部見ることができます。
備品も必要最低限のものしか用意していません。
もし中学生が利用しにやってきたら、
開口一番「は~、何もないさ~」って言うかもしれません。
私は無いがスタートでもいいかなと考えています。
部屋のレイアウトや飾り、必要なものetc.
一緒に考えて、作ったり、探したりして、
自分の居心地のよい部屋にしてほしいからです。
もちろん、ここは複数の子どもたちが利用するので、
独り占めはできませんが、
利用してくれる子それぞれの大切なものが、
大切なものとして尊重される場を作れたらいいなと思っています。
そんなことを話しながら子ども部屋を後にして、
南風原町のスクールソーシャルワーカーの根川さんが
八重瀬に開設したRiveroot(リバールート)の見学に、
私も参加させてもらいました。
根川さんのRiverootは居場所でもない、
もっと自由に大人も子どももふらっと寄れる場所をめざしています。
小さな事務所の隣には自由に使えるようになったという
庭付きの平屋建があります。
根川さんの手についてる青のペンキが、
現在、楽しく改修中を物語っています!
どんな場所になるのか、私も今から楽しみです。
4人の話は尽きず、気づいたら7時半を過ぎていました。
それぞれの思いが形となり、
人と人、場と場が繋がりながら、
豊かな「いのち」の輪が広がっていくイメージです!
大きな夢実現のためにも
まずは小さな子ども部屋をいい場にしていくために、
今日もマイケルジャクソンの「heal the world」を聴きながら、
お掃除、植物の水換えからスタートしています。